月夜の殺意 裏話
台詞の命とも言える、 発音。
ぶっちゃけ、福井弁が混じるのはある程度仕方ないといえる。
が。
読み合わせをし始めた当初、役者及び見守るスタッフ陣は、
ぽぴの「こころ」発音にちょっと困らされる事になった。
こころ、という発音は、
人間の心情を表すこころ
と
人の名前を表すこころ に分かれる。
頭では理解しているものの、 ぽぴはどうしても
心を「こころ」 と読んでしまったのだ。
寛子:「こころ、それでいいの?」
演出:「発音が違う、こころだから」
寛子:「あ、はい。こころ、こころ…(言い聞かせるように繰り返し)」
演出:「じゃあ返します。はい」
寛子:「こころ!!」
(全員爆笑)
何とも心和む風景ではあったものの(酷)、
練習の間は笑って済ませることが出来るが、本番で出てはお話にならない。
そこで、近しい発音の言葉で誘導することで、ひとまずの終焉を見たのである。
ただ、その言葉が
トトロ
であったことは、裏話だけの秘密である(笑)
BACK